2017-04-19

画面の解像度がおかしくなった場合の対処方法

Thunderboltの外付けPCIeエンクロージャーで外部GPUを試していますと、現状では必然的にシステムファイルに色々と手を加えている事になります。
これ自体あくまで自己責任でお願いしている作業なのですが、当方でも遭遇することがある現象について対処方法を記しておきます。

・画面の解像度が細かくなって(アイコンも小さくなりデスクトップが異様に広くなる)、描画が著しく低下してしまった場合


  1. リカバリーモードで起動します。
    Macを一旦終了し、「command+R」キーを押したまま起動。Appleのロゴが出たらキーを離します。
  2. ユーティリティメニューから「ターミナル」を起動し、そこへ「csrutil disable」と打ち込みリターンキーを押します。
  3. システムを再起動します。
「ユーティリティ」から「ターミナル」を起動
 
これで画面の解像度が元に戻るはずです。

2017-04-12

【MacOSX 10.12.4編】MacでThunderbolt外付けBOXにGPGPUを認識させるには【Sierra】

ほぼ1年近く前、NVIDIAの最新GPU「GTX10x0シリーズ」がリリースされ、9x0系よりも大幅に強化されたパフォーマンスと低消費電力性能で巷を賑わせていましたが、ずっとMac向けのドライバはリリースされませんでした。NVIDIAは遂にMacを見限ったのか・・・と誰もが思ったに違いありません。
しかし遂に!!NVIDIAの最新最強GPU「TITAN Xp」がリリースされるのと同時にMac向けのPascal対応ドライバもリリースされました!!
ここではThunderboltの外部PCIeエンクロージャーを使用した外部GPUをテストしてみようと思います。
お約束
---必ずバックアップを取り、作業については自己責任で行って下さい!!---

今回は「automate-eGPU.sh」というスクリプトを利用してみました。
バージョンも1.0.0になり動作も安定しているようなので、コマンド一発でインストール出来るのならそれに越したことはないだろう、ということで今回はkextファイルを自分で書き換えるという手順は踏みません。

用意するもの
  1. Mac (今回もMacBookPro Early2013)
  2. MAXSERVE Thunderbolt接続PCIe拡張ボックス NA-211TB
  3. NVIDIA製GPUボード GTX1050Ti
手順
  1. automate-eGPU.shを実行する
    基本的にはココ(https://egpu.io/automate-egpu-v1-0-0-macos-egpu-installation-tool/)に書かれている手順を実行すれば良いだけです。と書くと話は終わってしまうので、少し説明します。
    アクセサリからターミナル.appを起動します。そこに上記URLに書かれている1番目をおこないます。

    curl -o ~/Desktop/automate-eGPU.sh https://raw.githubusercontent.com/goalque/automate-eGPU/master/automate-eGPU.sh 

    これ具体的に何をしてるかというとautomate-eGPU.shというファイルをダウンロードしてデスクトップに配置するというだけのことです。
    ターミナルに上の「curl 」をコピペして貼り付けてもいけるはずです。(curlコマンドはご自身で調べてみてください)

    そのダウンロード後、ターミナルに 
    chmod +x ~/Desktop/automate-eGPU.sh
     
    cd ~/Desktop
     
    sudo ./automate-eGPU.sh
     

    と入力します。
    下図ステップ1がそこまでやった画面です。
      
  2. Hot-plug the Thunderbolt cable and run the script again.
    と表示されている筈ですので、言われた通りNA-211TBにGPUカードを装着したものとMacをThunderboltケーブルで接続します。「Hot-plug」を書かれているように、電源が入ったまま繋ぐようです。
    そしてrun the script againと書かれているので、再度

    sudo ./automate-eGPU.sh

    とターミナルに入力してリターンキーを押します。(パスワードを求められますので入力します)
    実行した図がステップ2になります。
      
  3. 途中ドライバをダウンロードするか?とかインストールするか?とか聞かれますので、当然「y」と入力します。
    あとは自動でkextファイルの編集やキャッシュの再構築までやってくれるので、全て用意が終われば下図ステップ3の表示になります。
    Please restart the Mac.と出るはずですので、エンクロージャーを繋いでる状態のまま再起動をしたい所ですが、一旦落ち着いてCUDAのアップデートもしておきましょう。
    システム環境設定にCUDAがあればそこからアップデートが出来ます。
    もしCUDAのインストールをしていない場合、NVIDIAのサイトに行ってMac版CUDAのダウンロードとインストールをおこなってください。
    ちょっと話がそれましたが、この再起動が少し時間がかかるかも知れないのですが、トイレに行くかコーヒーでも飲んで待ちましょう。   
      
以上、再起動から復帰すれば外部GPUが認識された状態になっていると思います。

注1)OSはちゃんと10.12.4にアップデートしてからおこなってください。
注2)automate-eGPUのサポートは当方で承ることは出来ません。
注3)やっぱりThunderboltケーブルを抜くとシステムが落ちます。気をつけてください。
注4)eGPUはIntelが正式に認めた方法ではありません。繰り返しますが自己責任でお願いします。


ステップ1
ステップ2
ステップ3
成功すればこのようになるはず

2016-12-07

HGST製600TBストレージシステム販売開始しました

HGST製の大容量ストレージシステム「4U60-60」の販売を開始しました。
4UラックマウントエンクロージャにSAS/SATAハードディスクが60台装填可能です。

こちらの製品はHGST製のエンタープライズ向けHDDが組み込まれて出荷されます。
(※エンクロージャ単体の販売はありません)
トップローディング方式のHDDトレイ
 

搭載HDDは10TB/8TB/6TB/4TBモデルをご用意しております。
10TBはヘリウム充填モデルとなっていますが、ヘリウムガスを封入することによって高耐久性・低消費電力・高密度化に成功しています。
また、全てUltrastarのエンタープライズ向けHDDが搭載されますので、RAIDカードとの相性問題も発生しにくくなっています。(詳しくはコンパチブルリストを参照)
エンクロージャーとホストPCとの接続はSAS-HBAを介してminiSAS-HD <-->SAS SFP+ケーブルで接続可能です。(ケーブルは別売)

一般的な42Uラックに10台納めた場合、最大で6PBのストレージを構築することが出来ますので、超高密度なストレージシステムを構築出来ますね。
エンタープライズ向けHDDを搭載しているということもあり、ハードウェアを含めて製品の保証期間は5年となっています。これだけ長期保証が付属していれば安心ではないでしょうか。

構成についてですが一般的なRAIDカードは1アレイで構成出来るHDD数に制限があるので、60台のHDDを一発でRAIDを組むことはほぼ出来ません。
(参考URL)
http://ask-jp.adaptec.com/app/answers/detail/a_id/17254/kw/17254
ですのでRAIDカードを使用する場合は例えば30台でRAID6アレイを2つ組む等の作業になります。
ちなみにRAID機能が無いSASカードの場合はこうした制限が無いので、単発のHDDとして全て認識してOS側でソフトウェアRAIDを組むか、OpenIndiana等のディストリビューションを用意してZFSで構築するという手もあります。
コンパチブルリスト
最小構成の96TBモデル(148万円)から最大構成の600TBモデル(520万円)まで9種類の構成パターンをご用意しております。お気軽にinfo@maxserve.co.jpまでお問い合わせ下さいませ!

製品の詳しい情報はこちら

2016-10-19

ArecaのストレージでRAIDが壊れた場合

ArecaのRAIDカードやコントローラが搭載されたRAIDエンクロージャー(NA-762TB等)を使用していてRAIDがfailになった場合、ちゃんとホットスペアを割り当てていたり、詳しい情報システムの管理者が居たりすればリビルドも無難に始まり、しばらく放置しておけば何事も無く再び安全にデータの読み書きが出来るようになります。

ただし管理者が居なかったり(つまりは詳しい人が誰もいない)、真夜中にアレイがfailになってどこにも聞く所がなかったりした場合、冷静な人であれば良いのですが中にはパニクってしまう方も居ます。

そしてこうした場合には往々にしてホットスペアが割り当てられていなかったり、予備のHDDを用意していなかったりします・・・。マーフィーの法則ですね。。

※HDDの予備が無い場合は夜が明けてPCショップにHDDを買いに走るまではどうにもなりません。RAID6で運用していればまだマシですがRAID5の場合はRAID0状態までデグレードするのでなるべく触らないようにしておいた方が良いでしょう。

で、例えばHDDを新品に交換してもリビルドが始まらない!とかそもそもどのHDDが故障しているのか分からない!とかまぁ色々なケースに遭遇する訳ですが、そういう場合はとにかくArecaの管理画面にログインしないと話が始まりません。

ちゃんとログインIDとPasswordをどこかにメモっておいていれば良いのですが、そういうケースはごく稀です。マニュアルをよく見ると書かれているのですが、パニクってる人は一体マニュアルの何処に書いてあるのか分からないでしょうし(そういうマニュアルもどうよ?って話もありますが)、そもそもマニュアル自体が不明になってる場合もあります。(これもWebからダウンロード出来るのですが)

肝心のArecaの管理画面はウェブブラウザから「http://localhost:81」とすると出てきます。

初期のログインIDとパスワードはArecaの場合、IDは「admin」、パスワードは「0000」です(数字のゼロ4つ)。

無事ログイン出来た場合、まず左側のツリー状のメニューから「Information」->「RAID Set Hierarchy」を押してRAIDの状態を確認してみましょう。どのデバイスが壊れているか(Failedとなっているはずです)分かると思います。

故障しているHDDのスロットが分かれば新品のHDDと交換します。少々待つとリビルドが開始されるはずなのですが、何らかの原因でリビルドが始まらない場合、次の作業をおこなってみてください。

「RAID Set Functions」->「Create Hot Spare」から新しいHDDを挿入したスロットを選択してホットスペアに割り当て。

先程のRAID Set HierarchyからRAIDのステータスが確認出来、ちゃんとリビルドが働き始めれば何%完了したかが表示されます。

リビルド中はなるべくアレイにアクセスするのはやめましょう。これは経験則からですが1台ハードディスクが壊れたRAIDアレイは続けてもう1台ハードディスクが壊れるケースがたまにあります。(ま、あくまで確率の問題なので偶然だとは思いますが)
アクセスしたりするとリビルドの完了が遅れる=クリティカルな状況が続くという事なので、RAIDには早くリビルドを完了してもらうようにしましょう。そして予備のハードディスクを割り当ててしまったら、再度新しい予備のハードディスクを購入するのを忘れないように・・・

2016-10-07

(macOS 10.12 Sierra edition) How to recognize GPU via Thunderbolt external PCIe Box at MacOSX

Dear geeks,

This is an article about how to recognize GPU via Thunderbolt external PCIe box at macOS 10.12 Sierra.

INGREDIENTS

  1. Mac (I used MacBookPro Early 2013)
  2. NA-211TB
  3. Text Wrangler (Text Editor)
  4. CUDA driver mac edition (from NVIDIA)
  5. NVIDIA GeForceGTX TITAN  (Kepler)
Step.1
Restart your Mac while holding down the Command-R.

Starting up "Terminal" from the "Utilities" menu. And run the following command:
csrutil disable
If correct, "Successfully disabled System Integrity Protection. ~~ " message should appear like that.
And restart your mac.

Step.2
Enable development mode.
sudo nvram boot-args=”kext-dev-mode=1″
Step3.
Rewrite the Kext file.
And it is necessary to rewrite a little bit kernel extension files to work the GPU board via Thunderbolt. (Do not worry, It is not so much.) 
Editor software is required when rewriting the kernel extension file. It is an application of that handy Text Wrangler. Rather than the version that comes out by searching from the AppStore, this app, please use the version which is provided by the developer of Text Wrangler absolutely. (not good Otherwise)


/// note: The following procedure at your own risk. Please be sure to take a backup in case of emergency. ///


Open the following file,

/System/Library/Extensions/NVDAStartup.kext
/System/Library/Extensions/IONDRVSupport.kext

For example,
"Show Package Contents" by secondary-clicking on the NVDAStartup.kext. 
There is a file called "info.plist" When you open the Contents folder. 
Select and "Open with" and "TextWrangler" secondary-click on it. 
And Key / string written by xml When you open the file will be displayed.

In this file, look for sections beginning with <key>CFBundleIdentifier</key> and add just before </dict>, the two following lines :

<key>IOPCITunnelCompatible</key>
<true/>

There are several sections that CFBundleIdentifier. Not miss it, please add the code.


Note: If you update your OS, seems there is a need to do this again.

Step4.
Install CUDA driver.
CUDA is required. Please be sure to update already if CUDA is installed. 
You can update the "CUDA" System Preferences --> "Install CUDA Update".
Please install the latest version be sure if it is not installed.
Download from the following.
http://www.nvidia.com/object/mac-driver-archive.html
The current version is 8.0.46(2016/10/3)

Step5.
Finally, clear the cache of the kernel extension.
Start a terminal.app and type the following command.
sudo kextcache -system-caches
Final.
Turn off the power once, 
Connect with Thunderbolt cable NA211TB and mac, and turn on the power.

Caution!!
If the NVIDIA driver has been installed, please select the "OS X Default Graphics Driver" from NVIDIA icon in the menu bar.
At the moment. If you selected the NVIDIA Web Driver, Mac does not start properly.

You should use OS X Default Driver

Thanks.
May the GeForce be with you.



新ショップ暫定オープン致しました

8月に直販ショップを一旦閉店しましたが、この度再度ショップをリニューアルオープンいたしました。

http://maxserve.thebase.in/

商品の方は随時追加していきますので、今後共宜しくお願い申し上げます。

2016-07-06

【MacOSX 10.11.5編】MacでThunderbolt外付けBOXにGPGPUを認識させるには【El Capitan】

El Capitan 10.11.1では既にこの前のブログで動作確認をおこなっておりましたが、10.11.5ではまだおこなっておりませんでしたので、動作確認をしてみました。

※10.11.5でうまく動作しない、という報告が上がってきたのでこれは検証する必要があるとも思った次第です。

----必ずバックアップを取り作業については自己責任でおこなってください!----

ひとつ前のMacOS X 10.10.5で動作していたMacBookPro Early 2013が動作確認マシンです。
基本的には去年のブログ【MacOSX 10.11.1編】MacでThunderbolt外付けBOXにGPGPUを認識させるには【El Capitan】でおこなった操作をそのままやりました。
再起動を終えて何事も無く立ち上がりThunderboltの筐体(NA-211TB)にインストールしたGTX TITANに繋がっているモニターも確認し、これでOK!と思いました。
が、フトNVIDIAのドライバプリファレンスを確認してみようと思い、メニューバーをクリックしてみると・・・・


おや・・・?「OS X Default Graphics Driver」になってる。
さくっとNVIDIA Web Driverに切り替えて再起動すると・・・

Mac本体がリンゴマークが出てプログレスバーが途中で止まってしまい、そのまま起動する気配がありません。少々ヒヤッとしましたが、何故か外部に繋げているモニターの方は起動後の画面になり普通に使えます。
仕方ないのでそっちの画面からOS X Default Graphics Driverに戻して再起動。
・・・・・
無事起動出来ました。

一応「OS X Default Graphics Driver」と「NVIDIA Web Driver」でMacBookPro上で性能をチェックし、差異が殆ど無い事を確認しました。

とりあえずは「OS X Default Graphics Driver」の方を使うようにすればThunderbolt外部PCIボックス「NA-211TB」に装着したGPUボードを使えそうです。

※注)執筆時(2016/7/6)現在、NVIDIAの最新アーキテクチャ「Pascal」を使用したGTX1080/1070シリーズにMacは未だ対応しておりません。