2013-06-13

PCI-Express外部拡張ボックスの新型を発売開始しました

以前ブログでも紹介したPCI-Expressの外部拡張ボックス「NA-250A-GPU」がバージョンアップして「NA-255A-GPU」となり発売開始されました。
(※本当は3月位にリリース予定だったんですがPCI-Express3.0のコントローラチップの在庫がかなりショート気味で遅れてしまいました)

新バージョンはPCI-Express3.0に対応し、更に接続がPCI-Express(x16)対応になりました。これによってホストとの接続帯域は前モデルの4倍128GT/sec(16GB/sec)に拡大!

こちらが新しいインターフェースカードです。x16対応になったことでカード側の切欠きもx16幅になっていますので、当然PC側の空きスロットもx16が必須になります。

付属のPCIe(x8)ケーブルです。これが2本付属しますのでインターフェースカードとNA-255A-GPU側とを接続します。x16の転送帯域なのでx8ケーブルを2本使うってことですね。(付属するケーブルは1.5mです)

リアはこんな感じ。PCIeケーブルを挿すポートが2つあります。PCI-Expressスロットは前モデルと同様ですがPCI-Express2.0から3.0へ変更。勿論2スロット分必要な最近のGPUボードを挿せるために間隔は1枚につき2段分取っていますのでご安心を。

なおこちらには前モデル同様ラックマウント型も用意されております。(NA-265A-GPU)
こちらのモデルにはリダンダント電源タイプ(1350W)がオプションで用意しています。


2013-03-05

自社内オンラインストレージを立ててみよう

オンラインストレージは今や誰もが使っているサービスかと思います。
今回取り上げる「ownCloud」はオンラインストレージを自分で構築する為のオープンソース・ソフトウェアです。今風に言えば「オンプレミス」と言うんでしょうか。
自前でPCを用意する必要がありますが、自分で用意する分どれだけ大きなハードディスクを用意してもOKな訳で、そういう面ではメリットがあるでしょう。

今回は仮想化オペレーティングシステム「Walbrix」を使ってownCloudを簡単に構築してみようと思います。

1) Walbrixをダウンロードする
Walbrixはワルブリックス株式会社が開発するフリーの仮想化オペレーティングシステムです。このシステムを使うとownCloudの様なオープンソースで提供されているシステムが全く手間がかからず一発で構築出来ます。
ダウンロードはこちらからどうぞ→http://www.walbrix.net/

2) Walbrixをインストールする
ダウンロードしたDVDイメージをDVDに焼き焼きして適当なDOS/VマシンのDVDドライブにセットしブートします。(ブート順をちゃんとメディアからするのを忘れずに。後は自動的にインストールしてくれます。
用意するマシンは古くても全然構いません。4-5年前のCeleronマシンでもOKです。ちなみに私は3年程前のAtomプロセッサマシンにインストールしました。

3) Walbrixを起動する
インストール完了後、起動しましたら矢印キーで『仮想マシン』にメニューを移動します。右側メニュー内の『新規作成』を押すと提供されているインストール可能なアプライアンスがずらずらと出てきます。
これらアプライアンスは全てオペレーティングシステムから何から全部セットになったものです。つまりオープンソースのソフトウェアが仮想アプライアンス(仮想サーバ)となって丸ごとWalbrixの開発元サーバからダウンロードされてインストールされる訳ですね。
従ってオープンソースソフトウェアにありがちな「この環境じゃないとインストールがうまくいかない」とか「MySQLとApacheの設定がメンドクサイ」とか本来の目的以外の所でつまづくことがありません。


4) ownCloudを選択する
 選択しましたらreturnキーを押すだけです。そして割り当てるHDD容量をどれくらいにするかなどを決めればOK。
仮想マシン(アプライアンス)はHDD容量の許す限り(メモリの許す限りでもありますが)、幾つも立てることが出来ますので、他に用意されているアプライアンス、例えばグループウェア(Aipo)を入れたり、ZabbixやRedmineの様なサーバ関連アプライアンスを立てたりすることも出来ます。
※アプライアンスは数十種類用意されています。




5) 使ってみる
インストール時に設定した仮想マシン名がそのままホスト名になりますので、ウェブブラウザからhttp://ownclud/と入力し立ち上げてみます。
※Macの場合は http://owncloud.local/ となります。

ownCloudの使い方は簡単。ブラウザ上にエクスプローラやファイダからファイルをドラッグ&ドロップするだけです。この際mp3等の音楽ファイルは左側のミュージックメニューを選ぶとそのファイルだけリストされ聞くことが出来ますし、jpgやgif等の画像ファイルは写真メニューを選べば画像ファイルだけリストされます。また画像ファイルはクリックでプレビュー可です。
また履歴を記録することが出来るので、保存した日時を選択指定してrevertをかけることも可能になっています。この辺は只のNASとは違う点ですね。

6) 外部からもアクセスしたい場合は...
ローカル内で使う分にはこれでOKですが、インターネット越しにファイルのやり取りをしたい場合等には外部ゲートウェイ機能を有料で使用することが出来ます。このアクセスゲートウェイ機能はワルブリックス株式会社が提供しておりますので、そちらへお問い合わせ頂ければと思います。
外部ゲートウェイ機能を使えばファイルを外部の人に公開したり(ファイルのURLを送れます)することが可能になります。

以上のようにownCloudは今までWindowsマシンで共有フォルダ作ってデータを保存したり安いNASを使っていたユーザーには丁度いいソフトウェアだと思います。
またインストールもWalbrixを使えば何ら手間取ること無くシステムを立ち上げることが可能です。皆さんも是非一度インストールして試してみてください。

2013-02-07

PCI-Express外部拡張ボックス

皆さんPCI-Expressの拡張バス、足りなくなる事ありませんか?
特に映像系の方であればMacPro使ってて、足りなくなる事ありますよね。
アレ、拡張スロットの空きが3つしかないですからね。
VGAの他にキャプチャーカード挿してeSATAか何かのカード挿してアレ挿して・・・なんてやってたらもうスロット0ですよね。

そんな貴方にピッタリの物があります!
NA-250A-GPUです。
NA-250A-GPU
この製品ですが内部にPCI-Expressのスロットを6基持つ拡張ボックスです。
PC側には付属するPCI-Express(x8)のホストアダプタを挿して、External PCI-Expressケーブルで接続します。OS側から見ると単純にPCI-Expressのバスが増えただけなので、ドライバレスで動作しますし取り扱いも凄く簡単です。
特にAdobe系のソフト(After Effects、Premiere)等やカラーグレーディングシステムDaVinci ResolveでNA-250A-GPUを用いた複数GPGPU搭載環境でのパフォーマンスアップが確認されています。

中のスロットはこんな感じ
補助電源用の4+2pinケーブルも装備
スロットは(x8)と描かれていますがコレは電気的にx8の速度で通信するということで、スロット自体はx16の切欠きになっていますからx16のGPU等を装備することが可能になっています。
また「1Uのサーバに付けたいけどデスクトップ型じゃあねぇ」という方にはラックマウントモデルのNA-260A-GPUも同価格で販売しておりますので、是非どうぞ!
と、ここまでは既存の商品の紹介でしたが追加情報を。
PCI-Expressを拡張したいけど、そもそもPCI-Expressスロットが無いiMac/MacBook等の場合どうしたらいいのよ!という貴方のためにThunderbolt接続の拡張ボックスを商品化することにしました!
自作パーツのマザーボードでも搭載機器が増えてきたThunderbolt。もうMacBookProやiMacではストレージの接続やシネマディスプレイ等に使っているユーザーは多いんじゃないでしょうか?
RAIDカードであればATTO/Arecaのカードや3wareの一部カードでThunderboltドライバが出てきています。nVidia等のGPGPUのドライバが対応してくれれば最高なんですが、これも近々に対応するんじゃないかと思います。

Thunderbolt接続のPCIe拡張ボックスですが春くらいには発売出来ると思います。
詳しい情報を知りたい方や予約をしたい方がいらっしゃいましたら是非御連絡くださいませ。

2013-02-06

1PBのストレージを組むには (2013年版)

3年前の2010年、1PB(ペタバイト)のストレージを組むには、というタイトルで記事を書きました。その記事ですが未だにアクセスがそれなりにあるようです。
IT業界で3年前といったら普通に業界で20年位前に相当する位だと思うので、そんな3年も前の記事を見て頂くというのも割と恥ずかしいというか、それってどうなのよ、と思った訳で丁度いい機会なので新たに2013年版を書かせて頂きました。

前回も前置きしましたが、「1台のPCで動作させるのは非現実的」とか「ホントに動くのか?」(←いや動きますよ)とかは別として、純粋に技術的に可能なのか?という点だけで話を進めていきます。

3年前と何が変わったのか

その頃はハードディスクも最大容量が2TBまでしかなく、エンクロージャーも16Bayが最大でした。
今回はディスク容量は倍、エンクロージャーも48Bayのモデルが出ています。この辺がコストにどのように影響してくるのか楽しみであります。

機器選定

エンクロージャーは弊社から販売している48Bayの巨大なエンクロージャーを用意します。
NS-390S-8026
5Uサイズでトップローディング方式のSAS Expander接続式エンクロージャーです。
コレ1台で48ディスクを装備出来ます。(ラック総重量に注意しましょう..)
ハードディスクは2013年2月現在で最大容量の物を用意するとしますと4TBモデルが最大なのでそれを1PBになるようにしますと...
256ディスク必要です。(1024TB≒1PBとすると)
ということで、256÷48=5.33333....つまり6台のエンクロージャーが必要になりますね。
RAIDカードの方は今回はZFSを使って構築するという前提で話を進めたいと思うので、RAIDカードでは無く単純なHBAを選択してみたいと思います。

LSI SAS 9201-16e
LSI SAS 9201-16eはRAID機能を持たない単純なSASホストバスアダプタになります。
このカード1枚で最大512ドライブまで認識可能です。

構成は...

システムの構成は下図の通りです。
HBAをホストPCに挿してminiSASケーブルでエンクロージャーを繋いでいきます。
LSI SAS 9201-16eは外部4miniSASなのでケーブルを4本出します。NS-390S-8026はSAS Expanderモジュールを2つ搭載しているので、それぞれにケーブルを2本づつ繋いで接続する形になるわけですね。
RAID自体はZFSファイルシステムの機能を利用します。そういう訳で今回ホストアダプタにはRAIDカードでは無くSAS-HBAを選択しました。
構成図
コストは幾らかかるのか?

さてコスト総額です。
  • エンクロージャー NS-390S-8026×6台 3,840,000円(単価 640,000円)
  • ハードディスク Seagate ConstellationES3(4TB)×256台 9,728,000円(単価 38,000円)
  • HBA LSI SAS 9201-16e 55,000円
  • ケーブル ML-miniSAS-1M×12本 93,600円(単価 7,800円)

  合計  1371万6600円  (税別)

ホストPCは今日び何でも良いです。20〜30万位もあればそれなりの性能を持つワークステーションが買えると思うので適当なマシンにHBAを挿してください。あ、NASのヘッドにするなら10GbEかマルチポートのGbE NICを忘れずに。
それとハードディスクの部分はエントリーグレードのHGST Deskstarシリーズあたりを使うと総額で1000万円を切るとは思います。が、HBAのコンパチブルリストに載っていないと思うのでその辺は自己責任でお願いします。(念のため言っておきますがサーバーグレードのHDDの方が良いです。きっと...)
あとあくまで上記価格は定価ベースですのであしからず。
また機材の価格に大きく影響を与える為替レートについても2013年2月現在円安基調になっていますので、更に円安が進むと特にHDDの価格が変動する場合があります。

しかしまぁ前回(2010年)と比較すると700万円位下がったわけですね。
運用についても250台程度のディスク数なら普通に今動かしてる所ありますからね。大したことないです。フツーです。少なくともホットスペアを数本別途当てておいて、クラッシュしたら自動的にリビルドかかるようにしておけば良いんです。アラートだってメールで飛ばせますし常時人が見てないと駄目なんてこともありません。

前回は構成的にもかなり無理してる感がアリアリでしたけども、今回は全然無理っぽい所がありません。ますますペタバイトの時代がやってきたなぁという感じですね。

備考
  • 冗長化を持たせるためにZFSのRAID-Z2やホットスペアを設定すると実容量は1024TBより減ります。エンクロージャー6台構成で288ディスクまで入れられるので予算の許す限りHDDを追加すればOK
  • ラックマウントレールキットはエンクロージャーに付属します。但し奥行きが長いので、900mmくらいの19インチラックじゃないと収まりません。
  • 床の耐荷重に注意
  • 電源に注意
  • 予算に注意
  • DASで使うならそのまま。NASで使うなら10GbE推奨。Infiniband使っても面白いかも
  • エンクロージャーはセールで安価になっている場合があります

■10GbEのスイッチもカードも大分安くなってきました。サーバとスイッチ間だけでも10GbEにしてクライアントースイッチ間をGbEにすればトラフィックの軽減は可能ですね。

2013-01-31

Thunderbolt 光ファイバーケーブル発売開始!

弊社でも2月よりThunderbolt用のファイバーケーブルを発売致します。
長さは10mと15mの2種類。今後さらに長いケーブルを発売する予定もありますのでお楽しみに!
15mくらいあれば作業ルームの自室には静かなiMacやMacBookを置いて作業して、隣の部屋のThunderbolt大容量ラックマウントストレージに繋ぐ、なんて使い方も出来ますね。



2013-01-29

Thunderbolt接続HDDエンクロージャー

Thunderbolt接続のエンクロージャー「NA-211TB-LD」が売れています。


この製品ですが皆さん待たれていた2.5inchのハードディスクが4台入るタイプのエンクロージャーです。
天板を開けるとこんな感じ
前側に4BayのHDDスロットがありましてメタル製のトレイに装着してスロットインさせます。後ろ側にRAIDカードを装着する訳ですね。

で、拡張スロットを見て頂いて分かる通り、PCI-Express(x8)のスロットが2つとx4のスロットが1つ空いています。x8のスロットにはRAIDカードを挿す形になりますので、あと他のスロットはフリーです。ここにはThunderbolt対応のドライバが用意された拡張カードを挿すことが出来ます。(但しエッジフリーでは無いのでx16のGPUカードとかは無理です...)

あとはバックプレーンから伸びているminiSAS内部ケーブルをRAIDカードに挿せばOK。

PCとは付属のThunderboltケーブル1本で接続します。(2mのケーブルが付属)
またデイジー接続用のポートも付いているので、更に6デバイスまでのThunderboltデバイスを接続することができます。

東芝製SSDを4台入れてみてベンチマークを採った結果です。
RAIDカードはArecaのARC-1213-4iを使用。



グラフを見て頂いて分かるようにSSDらしい転送速度にブレが殆ど見られない結果になりました。
Thunderbolt対応のストレージはいくつか出てきていますが、「Thunderboltだから速いと思って買ったのに!全然スピード出ないじゃん!」と他製品を買って悔しい思いをしている方に是非お勧めしたいです。
Thunderboltは単なるデータを流す土管に過ぎないので、Thunderboltで繋いだだけでパフォーマンスが出る訳ではありません。ストレージのパフォーマンスのキモはRAIDコントローラですよ!

弊社直販サイトではRAIDカードをセットにしたモデルも販売中です。

■Sumsungの840Proは2013年上半期で最も速い部類のSSDだと思います。
上記システム(NA-211TB-LD/ARC-1213-4i)にてRead/Write共に800MB/sをオーバーしたベンチマーク結果が届いています。

事務所移転致しました!

ものすごく久々にブログを投稿します。
振り返ると2010年を最後に書いていなかったんですね。
猛省して今年はバリバリとネタを投稿していこうと思います。

取り急ぎ事務所を1月より築地に移転しましたので、お知らせ致します。

新しい住所は以下の通りです。

〒104-0045
東京都中央区築地2-14-6 LXS築地901

ケーブルの在庫を取りに来られる場合等は事前に在庫確認の為御連絡くださいませ。